若き天才映画監督『グザヴィエ・ドラン』特集

彼は彗星のように現れ、成功への階段を一気に駆け上がった。。

グザヴィエ・ドランはそのように評価されています。

若く、そして美しい天才監督、、そんな名声を欲しいままにしているグザヴィエ・ドラン。

このページでは、『グザヴィエ・ドラン』特集として、彼がなぜそれほどまでに多くの人を惹きつけるのか、その魅力に深く迫ってみたいと思います。

また、グザヴィエ・ドランの名作映画を紹介するとともに、その作品をどこで観る事ができるのかも紹介しているので、是非参考にしてみて下さい。

グザヴィエ・ドランの映画作品紹介

僕の大好きなグザヴィエ・ドランの映画作品を、まずは紹介していきたいと思います。

紹介する4作品は、すべてU-NEXTで観る事が出来ますよ(追加料金なしの見放題)。

⇒⇒ U-NEXTの詳細についての解説ページはこちら

『たかが世界の終わり』

まずは何といっても「たかが世界の終わり」(2016年)ですね。

2016年に「カンヌ国際映画祭の審査員特別グランプリ」を獲得した作品です。

5人の家族による会話だけで成り立っている究極の家族会話劇。

この作品の詳細に関しては、下記ページにまとめています。

⇒⇒ 「たかが世界の終わり」についての詳細ページ

興味ある方は是非ご覧になってみて下さい。

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※「たかが世界の終わり」は、U-NEXTの独占配信となっているようです。(2019年7月時点の情報)

『Mommy/マミー』

そして次は「Mommy/マミー」(2014年)です。

「Mommy/マミー」も2014年に「カンヌ国際映画祭・審査員賞」を受賞しています。

ADHDを抱える息子・スティーヴと、その母・ダイアンの親子愛憎劇。

母と息子の不器用な愛がまさに胸に突き刺ささります。

「独特の色彩描写」もカンヌで絶賛されていました。

この作品の詳細に関して、下記ページにまとめています。

⇒⇒ 「Mommy/マミー」についての詳細ページ

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『トム・アット・ザ・ファーム』

3番目は「トム・アット・ザ・ファーム」(2013年)です。

ベネチア国際映画祭で国際批評家連盟賞に輝いた本作。

グザヴィエ・ドランが初めてサイコスリラーに挑んだということで話題にもなりました。

そして監督だけではなく、主演、編集、衣装などもドランが担当したという異色の作品です。

【ストーリー】

カナダ・モントリオールの広告代理店で働いているトム。

交通事故で死んでしまった恋人であるギョームの葬儀に参加する為、ギョームの実家の農場を訪れたトム。

そこで、ギョームの兄であるフランシスから、母親にはゲイの恋人だったことを隠し、友達だとうそをつくよう強要される。。

『わたしはロランス』

4番目は「わたしはロランス」(2012年)です。

グザヴィエ・ドランが24歳の時の作品で、カンヌ国際映画祭・ある視点部門女優賞を受賞。

【ストーリー】

国語教師のロランスは、30歳の誕生日に恋人のフレッドに今まで隠していた秘密を打ち明けることになる。

「僕は女になりたい」と衝撃の告白をする彼に対して、フレッドは今まで2人で築いてきたものを否定されたように感じて非難する。

だがフレッドは、ロランスへの愛ゆえに、理解者として共に生きていく決意をする。

以上、グザヴィエ・ドランの代表作でもある4作品を紹介しました。

これらの作品は、すべてU-NEXTで観る事が出来ます(追加料金なしの見放題)。

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グザヴィエ・ドランについて映画関係者の評価

グザヴィエ・ドランは彼の作品の観客からだけではなく、俳優さん達を含めた映画関係者からの評価も圧倒的に高いということで有名です。

どのように評価されているのか、その一部を紹介してみたいと思います。

■女優レイチェル・ワイズ
「彼が生み出す世界は観る者の心を揺さぶる。とても激しくね。」

■女優ナタリー・バイ
「驚くほどの成熟と、子供のような若さが共存している。」

■俳優ギャスパー・ウリエル
「彼は相反するものを表現できる

ある種の過激さと繊細さ

華やかさと暗さ

強さと弱さのように矛盾するものを共存させている」

■映画評論家 オディール・トレンブレ
「彼は戦士よ。強い意志の力で戦い続ける戦士なの。」

いずれもグザヴィエ・ドランに対する最大の賛辞が述べられています。

これらの言葉は、グザヴィエ・ドランの映画を観たことがある方なら、深く共感することになるのではないでしょうか。

「彼が生み出す世界は観る者の心を揺さぶる。とても激しくね。」

本当によく分かります。

心の深い部分を揺さぶられる、という感覚を、今まで彼の映画を観て何度も味わう事になりました。

他の俳優が、「彼の映画は、観る者の心に何らかの傷を付ける」というような表現をしていたことがあったのですが、まさにそれこそ彼の作品が「芸術」である事の証でしょう。

「過激さ」と「繊細さ」が共存しているという表現も、本当によく分かりますね。

例えば、『たかが世界の終わり』で主人公ルイを演じたギャスパー・ウリエルはこのように言っていました。

「彼はほとんどの場面をアップで撮影した。まるで外科医のように、瞳に映る感情の揺らぎを繊細に切り取ってみせた。」

一流の俳優さんらしい、詩のような美しい比喩ですよね。

「まるで外科医のように、瞳に映る感情の揺らぎを繊細に切り取ってみせた。」という表現、本当によく分かります。

『たかが世界の終わり』は、瞳を覗きこむようなほどのアップで撮られている場面も多いんですよ。

そしてそこに色んな感情の揺らぎを感じ取ることができるんです。

暴力的な過激さと、そのような繊細さの共存という面を、僕は『たかが世界の終わり』で最も感じ取ることになりました。

まさに「戦士」としてグザヴィエ・ドランは、新しい境地を常に切り開いていこうとしているのでしょう。

グザヴィエ・ドラン自身の言葉を紹介

グザヴィエ・ドランの魅力に迫っていくため、ここでは、グザヴィエ・ドラン自身の言葉をいくつか紹介していきたいと思います。

まず、第67回カンヌ国際映画祭で『Mommy/マミー』が審査員賞を受賞した際の彼のスピーチの一部です。

人生も世界も変えられる

政治家や科学者だけでなくアーティストも世界を変えられるのです

いつも変えてきた

自分で限界を作らなければ夢をかなえる日がきっとくる

諦めずに努力し続ければすべては可能なのです

涙を流しながらの受賞スピーチは、多くの人の感動を誘いました。

「彗星のように現れ、成功への階段を一気に駆け上がっていった」などと評されることも多いグザヴィエ・ドラン。

だから、そこまで下積み生活を送らずに一気に有名になったかのような印象を与えるわけですが、実際にはそんなことはないわけです。

映画を撮りたいけどお金が全くなく、誰からも出資を得られずに、最初の頃は這いつくばるように資金をかき集めて映画を撮っていたわけです。

その体験がこの受賞スピーチにつながっていくわけですね。

また、あるインタビューでは、このような発言をしています。

人々を笑わせることも必要だけど、メッセージを送り、問いを投げかけるべきだ

若いから不器用だとしても自分が正しいと信じたことをやる

それが大切だと感じるんだ

自分が作る映画の本質的な部分として信念を伝えて毅然とした姿勢を示すことがね

彼が映画で表現したいことは、「問いを投げかけ、信念を伝える」ということなのですね。

「戦士」として、「信念の男」として、これからもグザヴィエ・ドランはあらゆる「信念」を観る側に突き付けてくるのでしょう。

ここで紹介した彼の受賞スピーチやインタビューは、U-NEXTで現在配信されている、グザヴィエ・ドラン監督の軌跡を追うドキュメンタリー、『グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル』で実際に聞く事ができますよ。

彼の生の映像はさらに素敵ですよ♪

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最後に、グザヴィエ・ドラン特集ということなので、略歴の紹介も追加しておきたいと思います。

グザヴィエ・ドランの略歴

1989年にカナダ・ケベック州の首都であるモントリオールに生まれる。

父親は俳優のマヌエル・タドロス。

その父親の影響から、幼少期より子役として映画やテレビ番組に出演していた。

2009年、20歳の時に『マイ・マザー』で監督・脚本家としてデビュー。

当初は資金が思うように集まらず苦労して撮影が開始された本作。

ただ、第62回カンヌ国際映画祭の監督週間で上映されることになり、20カ国に売却されるという成功を収める。

この『マイ・マザー』によって世に出ることに成功する。

そして2010年、長編映画の2作目として『胸騒ぎの恋人』を撮る。

この作品も第63回カンヌ国際映画祭のある視点部門で上映される。

さらに勢いに乗って2012年に長編映画の3作目として『わたしはロランス』を撮る。

この作品も、第65回カンヌ国際映画祭のある視点部門で上映されることになり、「クィア・パルム賞」に輝く。

翌年の2013年。『トム・アット・ザ・ファーム』を撮る。

この作品は、第70回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で上映されることになる。そして「国際映画批評家連盟賞」を受賞することになる。

そして2014年、『Mommy/マミー』を撮る。

第67回カンヌ国際映画祭で「審査員賞」を受賞し、全世界から喝采を浴びる事になる。

そして2016年、『たかが世界の終わり』を撮る。

「カンヌ国際映画祭の審査員特別グランプリ」を受賞し、若い天才監督としての名声を欲しいままに。

以後、グザヴィエ・ドランの快進撃は更に続いて行く。。

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