ラグビー日本代表が南アフリカに敗れて、ぽっかりと心に穴があいたような心境です。
でも、日本代表選手達の夢の実現を目のあたりにすることができ、同じように夢を見れたことで本当に幸せな気持ちになりました。
ここまで日本でラグビーが話題になることも今まではなかったですよね。
日本代表選手が、色んなテレビ番組に出ているようですし、更にラグビーが注目されれば嬉しいです。
ラグビーに注目が集まっているわけですが、ラグビー選手の年棒が、プロ野球やサッカー選手に比べてかなり低いということはよく言われています。
ラグビー選手の年棒っていったいどれくらいなのか?
ウェールズの「Wales online」というサイトがあって、その過去記事に、世界のラグビー選手の推定年棒が公開されていたんです。
早速、その時に公開されていた「ラグビー選手の年収ランキング」を見てみましょう。
【ラグビー選手の年収ランキング】
(Wales online「The Highest paid rugby players in world cup year~」(7月2日付より)
1.ダン・カーター(元ニュージーランド代表SO)1億4850万円
1.マット・ギタウ(元豪州代表SO)1億4850万円
3.チャールズ・ピウタウ(元ニュージーランド代表WTB)1億3500万円
4.マロ・イトジェ(イングランド代表LO)1億125万円
4.オーウェン・ファレル(イングランド代表SO)1億125万円
6.アーロン・クルーデン(元ニュージーランド代表SO)9180万円
7.五郎丸歩(元日本代表FB)8775万円
7.スティーブン・ラウラタ(元ニュージーランド代表NO.8)8775万円
9.ダン・ビガー(ウェールズ代表SO)8100万円
10.ジョナサン・セクストン(アイルランド代表SO)7236万円
14.キアラン・リード(ニュージーランド代表主将、NO8)7006万円
14.ボーデン・バレット(ニュージーランド代表FB)7006万円
まず第一印象として、世界のトップであってもラグビー選手の年棒はそこまで高くないということですね。
だってサッカーであれば、メッシやクリスチャン・ロナウドは120億円程度の収入があると言われていますよね。
それに比べるとかなり低いですよね。
ダン・カーターはラグビー界で言えばメッシ級なわけですが、かなり差がありますね。
ランキングに日本で唯一、五郎丸歩が入っていますね。
ヤマハからそこまでの年棒をもらっているということはないでしょうから、CMなどの報酬を含めた収入ということなんでしょう。
では、今の日本代表選手の年棒はどの程度なんでしょうか?
色々と報道されているのを見ていると、最も稼いでいるのはやはりキャプテンのリーチマイケルのようですね。
広告スポンサーなども含めて1億円程度の年収があると報道されていました。
次いで松島幸太郎が、年棒だけで推定5,000万~6,000万円と言われているようです。
やはり松島幸太郎はかなり高く評価されているんですね。
NECからキャノンに移籍した田村優は、推定4000万円と報道されていました。
キャノンは年棒が高いことで有名なようです。
新興勢力なだけに、高い年棒を設定しないと、老舗チームからなかなか選手が来てくれないということなのかもしれませんね。
今季からキャノンに移籍した田中史明も、パナソニック時代よりも年棒が高くなったかもしれませんね。
一方で、日本代表選手の中にも、プロ選手ではなく社員としてラグビーをプレーしている選手もいるんです。
サントリーの中村亮土や流大は社員ですね。
なので、プロ選手のような高額な年棒はもらっておらず、他の社員に準ずる水準の給料ということなのでしょう。
さて、先ほど紹介した、世界のラグビー選手年収ランキングに戻ります。
1位のダン・カーターやマット・ギタウ、3位のチャールズ・ピウタウはそれぞれニュージーランドやオーストラリアの国代表チームは引退して、クラブチームでの活動に専念しているわけですね。
国代表チームとして活躍し、ネームバリューが高まり、その後に代表チームを引退して海外のクラブチームで高額報酬を得る、という流れですね。
現在、ダン・カーターは神戸製鋼、マット・ギタウはサントリーで活躍しています。
全盛期から比べると、瞬時のスピード、体の強さなどは少し落ちているのかもしれません。
でも、スキルレベルは全く落ちていませんよね。
例えば田村優などは、ワールドカップ前の日本代表の合宿で、ダン・カーターを参考にして、そのパススキルを身につけることに注力していたようです。
⇒⇒ 田村優がダン・カーターのパススキルをマスターしたい理由
そのように、ダン・カーターやマット・ギタウ、その他の名プレーヤーが日本で活躍することで、日本代表のレベルも間違いなく高くなっているんですね。
サントリーでマット・ギタウと共にプレーする、流大、中村亮土、松島幸太郎なども、間違いなくマット・ギタウの影響を受けているでしょう。
山中亮平の、あの抜群のロングキックがさらに磨かれたのも、同じ神戸製鋼でプレーするダン・カーターにキックスキルを細かく修正してもらったからなんですよね。
ワールドカップ後、ワールドカップで活躍したスタープレーヤー達が、沢山日本にやってきて、日本のトップリーグでプレーします。
オールブラックスをキャプテンとして引っ張っているキアラン・リードも、トヨタ自動車でプレーしますよね。
姫野和樹とキアラン・リードのバックローなんて、想像するだけでもワクワクします。
そしてラグビー界の至宝とも呼ばれるダン・カーターですが、今季、神戸製鋼でプレーして引退するんじゃないかとも言われています。
ダン・カーターのあの素晴らしいプレーを見られるのも、今季のトップリーグが最後である可能性が高いわけです。
そういった色んな意味で、ワールドカップ後のトップリーグは興味深いですよね。
ワールドカップ後に、ラグビー人気がまた以前のように低下してしまうのではなく、この熱い盛り上がりがトップリーグへと続いていってもらいたいですね。
ワールドカップでラグビーに興味を持った方は、来年の1月から開幕するトップリーグでも、日本代表選手達を応援しましょう!
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