ジェイミー・ジョセフが日本代表監督を続投することが決定しました。
非常に嬉しいニュースですよね。
ジェイミー・ジョセフはこのようなコメントを発表しました。
「目標としていたベスト8を達成しましたが、その先を見据えると、まだまだやらなければならない課題があります。私はもう一度、日本代表と一緒にチャレンジする道を選びました。今まで以上にチームを強化していきたいと思います」
来年の1月から、新たに4年間の契約ということですから、次のワールドカップに向けて、じっくりと強化することが可能になったわけです。
ジェイミー・ジョセフが続投するということは、トニー・ブラウンの続投も同時に決定したわけです。
トニー・ブラウンはジェイミー・ジョセフと行動を共にすると明言していたわけですから。
ニュージーランドの次期監督候補の間で、トニー・ブラウン争奪戦が巻き起こっていたほど、世界的に高く評価されているトニー・ブラウン。
トニー・ブラウンを世界中が奪い合う様を詳しくまとめた記事は下記です。
戦術を立案する能力は世界一ではないかとも言われるほどのトニー・ブラウン。
そんなトニー・ブラウンがまた4年間もじっくりと日本代表を強化するわけですから、今よりも更に魅力的で、かつ強い日本代表が見られることは間違いないしょう。
日本代表の選手達も、表面的にはジェイミー・ジョセフの続投を強く望んでいたわけですが、その裏にある真の理由は、とにかくトニー・ブラウンに残ってほしかったということのようですからね。
ニュージーランドでも、そして世界中でも今や主流になっている「4ポッド」というアタックの体型は、パナソニックのロビー・ディーンズの元で、トニー・ブラウンが考案したと言われているんですよね。
今やどのチームも普通に使っている戦術ですが、それを最初に考案したというのはやっぱり凄いことです。
「4ポッド」とは、選手を4つの塊に分けて、それぞれ4つの塊をグランドに広く配置させるという戦術ですね。
高いパススキル、キックスキルさえあれば、4ポッドは空いているスペースに素早くボールを運べるので、効率よくトライが取れる確率が高まるんですよね。
パナソニックで最初に「4ポッド」を採用した時、「何でパナソニックはこんなにも簡単に効率よくトライが取れるんだろう」と不思議に思ったのを感慨深く思い出しています。
他のチームは全く対応できていませんでした。
まさにトニー・ブラウンの戦術が、他チームを圧倒していたということですね。
そして日本代表でも、「4ポッド」を基本にしながら、マイナーチェンジを加えていき、独創的で美しい攻撃を何度も披露していました。
次はどんな新しい戦術を見せてくれるのか、本当に楽しみですね。
戦術オタクと呼ばれるトニー・ブラウンの事ですから、休暇中の今でも、ラグビーの映像を観ながら色々と考えていそうです(笑)
色んな選手が、トニー・ブラウンはいつもラグビーの映像をチェックしている、と証言しているほど、本当にラグビーの事を考えるのが好きなんでしょう。
ジェイミー・ジョセフの話なのに、またトニー・ブラウンの話ばっかりになってしまいました(笑)
ただ忘れてはならないのが、世界中から引く手あまたであったトニー・ブラウンが、ジェイミー・ジョセフと行動を共にすると早い段階から明言するほど、ジェイミー・ジョセフには人間的な魅力があるということなんでしょうね。
日本代表の活動の最初の頃は、選手達と様々な軋轢があったようですが、それも乗り越え、日本代表を大きく進化させたわけです。
そのようなジェイミー・ジョセフの大きな視点からまとめていく力は、しっかりと評価されるべきでしょう。
ジェイミー・ジョセフ、トニー・ブラウンのコンビで、今までに見た事のない素晴らしいラグビーが期待できそうです。
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