スコットランドに勝った日本代表のラグビーが世界中から賞賛されている

ラグビー日本代表

「怖いくらい強くなっている」

リーチマイケルが翌日に語ったこの言葉に、今の日本代表の姿が全て凝縮されているように思います。

「怖いくらい強い」日本代表が、スコットランドを破りました。

スコットランドに勝った日本代表

完璧な勝利でしたよね。

試合内容については、既に色んな所で書かれているので、ここではこの試合を観た率直な感想を書いてみたいと思います。


アイルランド戦の後、田村優が皮肉を少し込めて語っていましたよね。

「アイルランドに本当に勝つと思っていたのは僕たちだけだと思う」と。

ロシア、アイルランド、サモアと次々に撃破して、いよいよ最終決戦の様相となって迎えたスコットランド戦

スコットランドとの最終決戦

アイルランドの時よりは、日本が勝つと思っていた人はかなり増えたとは思います。

でも、「アイルランドに勝ったとはいえ、やっぱりスコットランドもかなり強いし、引き分け7点差以内の負けで何とか決勝トーナメントに行ってほしい」といった若干ネガティブな願望がネット上にも溢れていました。

僕自身は、田村優の言葉を聞いた後、アイルランド戦で勝つ可能性はそこまで高くないと思っていた自分自身を恥じました。

選手たちが厳しい練習を積み重ねてきて、自分たちのラグビーに心の底から揺るぎない自信を持っているのに、ファンがそれを信じないでいったいどうするんだ、と。

なので、「勝ち点」の事など一切気にすることなく、ただただスコットランドに勝ち切る、ということだけを信じて試合を見守りました。

スコットランドに勝ち切った日本代表


前半、スコットランドのファンタジスタ、フィン・ラッセルが素晴らしいランニングスキルを披露して、先制トライを挙げました。

でも、そこからは日本がこの4年間に培ってきた技術を、世界中に披露するための時間となりました。

4年間の長きに渡って、地道に延々と練習し続けてきた、オフロードパスラインの裏へキックを転がし再獲得する技術、全てがまさにこの試合のこの瞬間の為にやってきたというほど、完璧に決まりました。

福岡堅樹のオフロードパス

スコットランドがかけてくるハイプレッシャーの中で、高度な技術を完璧なまでに遂行した選手たち。

全ての選手たちが、色んなものを犠牲にして日本代表に捧げてきた時間が、報われた瞬間を目撃することができて本当に幸せな気分で満たされました。

福岡堅樹のステップ

「努力は報われる」という言葉は、まさにこの日本代表の選手たちの為に使うべき言葉なんだと深く感じ入りました。

そして世界各国のメディアが、日本代表の素晴らしいラグビー絶賛しています。

松島幸太郎のトライ

サーカスのような技術」「フッカーの堀江によって作成され、3度のオフロードを挟んでプロップが決める。日本にしかできないものだ」「卓越した技術驚異的なペースが日本の3トライを呼んだ」「この試合の日本のラグビーを教材として若い選手の育成に使うべきだ」など、手放しで賞賛の言葉を並べています。

稲垣啓太のトライ


日本のアタックの技術と魅力を世界中にアピールしたのが前半であれば、後半は日本のディフェンスの技術と規律、精神力を見せつけることになりました。

今まで見た事のないような必死の形相のスコットランドの選手たちが、がむしゃらになりふり構わずトライを取りにきて、一時は7点差まで迫られました。

そして時間はまだたっぷりと残っています。

今までであれば、「あぁ、このまま逆転されてしまうかもしれないな」と悲観的な気持ちになっていたと思います。

でも、この試合では、そのような気持ちにはなりませんでした。

「絶対に大丈夫だ。選手たちの強い気持ちがあれば絶対に守り切って勝つ事ができる」

と、信じ切る気持ちが最後までなくなることはありませんでした。

スコットランドが攻め続ける時間帯が増えてきても、悲観的な気持ちになったり、弱気になったりすることなく、ある意味でその苦しい時間を楽しむ事ができたのです。

もう長くラグビーを見続けていますが、このような気持ちで観戦できたことは初めてで、自分自身がそのような心境になっていることに驚きました。

そして選手たちの気持ちの入ったタックルを味わい尽くす、といった心境になっていきました。

リーチマイケルのタックル

スコットランドに攻められ続けたあの厳しい時間帯、日本代表の選手たちに焦りは全く感じませんでした。

次々とタックルを決めながら、多くの選手たちが「ゾーン」に入っていたのでしょう。

そして多くの選手たちが「ゾーン」に入ることで、観戦する側にも「ゾーン」という精神状態は感染するものなんだと初めて実感を伴った形で知る事になりました。

リーチマイケルがスチュアート・ホッグにタックル

体を激しくぶつけ合うラグビーというスポーツは、まさに「感染」のスポーツなんだと感じました。

選手たちの熱い気持ちがヒシヒシとこちらに伝わってきて感染するので、観てる側が泣けてくるんですよね。

そんなラグビーの魅力を深く実感することのできた稀有な試合でした。


負けたスコットランドのメディアがこのように伝えていました。

「忘れ去られてしまう勝利もあるが、この試合はずっと語り継がれる」

日本の人々の間だけではなく、世界中のラグビーファンの間で、これから長きに渡って語り継がれていく正真正銘の「名勝負」であったことは間違いないでしょう。

喜ぶ日本代表の選手

本当に凄いことをやってのけてくれましたね、日本代表の選手たちは。

僕自身は、このスコットランド戦でもう十分に満足です(笑)

でも選手たちは、次の南アフリカ戦も、本気で勝つという気持ちしかないでしょう。

南アフリカ戦は、選手たちが思いっきり楽しみながらプレーしてもらいたいですよね。

選手たちが思いっきり楽しむ事ができれば、スコットランド戦以上の、素晴らしいラグビーがまた観られるかもしれませんね。

楽しみでしかありません!

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