ラグビーワールドカップのウルグアイvs.フィジー戦で、一人の日本の少年が世界を感動の渦に巻き込んでいます。
試合前にマスコットキッズとして登場した少年が、ウルグアイのアンセムを完璧に覚えてきて、全力で熱唱したのです。
その動画がラグビーワールドカップ公式ツイッターにアップされて、世界中から賞賛のコメントが集まっているのです。
ウルグアイの国歌斉唱の場面。
ウルグアイのキャプテン、フアンマヌエル・ガミナラの前で、キャプテンに肩を抱かれながら一緒になって歌うマスコットキッズの姿がありました。
ウルグアイのアンセム「Himno Nacional de Uruguay」を最初から最後まで完璧に歌い上げる姿は、多くの人を驚かせ、そして感動を生んだのです。
キャプテンのガミナラも、たぶん驚いたんだと思います。
試合前で最高潮に感情が高ぶり、そして緊張もしているだろう場面にも関わらず、その少年の頭を優しくポンポンとたたき、笑いあっている姿は本当に微笑ましいものでした。
他国の国家を観客やマスコットキッズが歌うという場面は、今までの長いラグビーの歴史の中でも見た事がありません。
そんな姿に、世界中の人たちがまずは驚き、そして同時に感動しているのですね。
このウルグアイ国歌を歌った少年だけではなく、各会場で日本の観客が、各国の国歌を歌っている姿が海外の話題を呼んでいるのですね。
日本という国は、何という素敵なおもてなしをするんだ!と驚かれているわけです。
他国の国家を歌っておもてなしをするという流れを作り出したのは、元日本代表のキャプテンで、ノーサイドゲームに出演したことでも話題になっている廣瀬俊朗なんですよね。
廣瀬俊朗は、せっかく日本でラグビーワールドカップが開催されるのだから、日本ならではの「おもてなし」がしたいという気持ちから、各国の国歌をみんなで歌ったら感動するのではないかと思い立ったようです。
その思惑が見事にハマり、世界中の人たちが感動し始めているわけですね。
このウルグアイ国歌を熱唱した少年は、東京都の青木創太くん(8歳)だということが後で報道されていました。
そして青木創太くんは、廣瀬俊朗らの国歌を覚えるプロジェクト「スクラムユニゾン」が公開している動画を見て、ウルグアイ国歌のスペイン語の歌詞を覚えたらしいですね。
素晴らしいおもてなしの気持ちが、世代を超えてどんどんと広がっているのですね。
何と素晴らしいことなんでしょう。
そしてそのような感動的な国歌斉唱の後、ウルグアイは大方の下馬評を覆し、フィジーを破ったのです!
ほとんどの人はフィジーが勝つと予想していたのですね。
今大会初の番狂わせが釜石の地で起こったわけですね。
もちろんウルグアイ国歌を熱唱した少年が、直接影響を与えたわけではないですが、ウルグアイに良い流れを作ったことは間違いないでしょう。
試合後、勝利に酔いしれるキャプテンのフアンマヌエル・ガミナラは、次のように語っていました。
「マスコットキッドとして一緒に入場した少年が、僕たちのウルグアイ国歌を何も見ずに大きな声で一緒に歌ってくれたんだ。何度も国際大会でプレーしてきたが、こんなサプライズは初めての経験。最後に思わず腕を回して抱きしめてしまったよ。彼の歌声も今日の勝利に向けて大きな後押しをしてくれた。本当にうれしかったよ」
こんな素敵な場面が、これからも観たいですよね。
多くの人たちが、ラグビーワールドカップが日本で開催されてよかったと思ってもらえるような大会になれば本当に嬉しいですよね。
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