テニス全米オープンの男子決勝で、ラファエル・ナダルがダニール・メドベージェフを破って全米オープン4度目の優勝を飾りました。
4時間半を超える、まさに死闘と言える決勝戦となりましたね。
ダニール・メドベージェフが2セットオールに追いついた時には、新王者が誕生するかもしれない、という予感が漂いました。
ただ、最後はラファエル・ナダルが23歳の若い挑戦者・ダニール・メドベージェフを退けました。
試合が終わった後のラファエル・ナダルの涙がとても印象的でした。
怪我もあり、それを克服してのグランドスラム19回目の優勝という偉業を成し遂げたわけですね。
色んな思いがこみ上げてきたのでしょう。
優勝が決まった後、会場に今までの19回の優勝シーンの映像が流れました。
その映像を見ながら、ラファエル・ナダルは涙を止める事ができなかったんですよね。
本当に感動的で、心温まる光景でした。
グランドスラム19回の優勝ということは、20回でトップのロジャー・フェデラーに、あと1回と迫ったわけです。
現代の最高のテニスプレーヤーと言われているロジャーフェデラーの優勝回数を抜くのも時間の問題かもしれません。
本当に現代最高峰の素晴らしいプレーヤーですね、ラファエル・ナダルは。
プレースタイルだけではなく、その人格的な素晴らしさも含めて、ここまで世界中から愛されているのでしょう。
ラファエル・ナダル、ロジャー・フェデラーに加えて、ノバク・ジョコビッチ、アンディ・マリーの4人が近代テニスを引っ張ってきたわけです。
このビック4に挑戦する若手が次々と登場してきたわけですが、ビック4には勝てずに、この4人のうちの誰かが優勝するという男子テニス界の勢力図が続いてきました。
ただし、23歳のダニール・メドベージェフの登場が、いよいよその構図を変えそうですね。
この決勝戦でも、特に最終セットはメドベージェフが確実にナダルを押していましたし、優勝してもおかしくはなかった試合内容でした。
近いうちに、間違いなくグランドスラムを制するでしょう。
ダニール・メドベージェフのテニスを、錦織圭が「へんなテニス」と表現していました(笑)
オーソドックスなスタイルではない、そのオリジナルなスタイルを更に磨いていってもらいたいですね。
そしてダニール・メドベージェフは、試合マナーの点で、ブーイングを浴びたり、批判されたりすることもありました。
本人もそれは自覚していて、「普段は温厚な性格なんだけど、試合中にたまに自分の中の『悪魔』が出てきてしまう」と語っています。
試合後のインタビューでも、そのあたりの事もユーモアたっぷりに語っていて、これから更に愛される選手になっていくのではないかと感じました。
ダニール・メドベージェフは、全米オープンを含めてこの夏の各試合で快進撃してきました。
その結果として、世界ランキングは一気に4位まで上がってきました。
今後の活躍が楽しみですね。
そして、この全米オープンでやはり印象に残るのは、大坂なおみです。
全米オープン連覇は成し遂げることはできませんでしたが、コリガウフとの試合の後の一幕は、世界中の人たちを感動させました。
全米オープンはこれで幕を閉じますが、日本で「東レ パン パシフィック オープンテニス」が9月16日から始まります。
大坂なおみも出場する予定ですので楽しみにしたいですね。
全米オープンテニスはWOWOWで見逃し配信されます。
「東レ パン パシフィック オープンテニス」もWOWOWで放送されます。
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