アイルランド、とにかく強かったですね。
27-3というスコアでスコットランドを圧倒して勝利しました。
ワールドカップに向けて完璧に準備をしてきたという印象ですね。
この試合は日本代表の選手たちも、みんな揃って観戦していたようですが、アイルランドの強さを目の当たりにしてどのような話をしていたんでしょうね。
田中史明は、この試合を観戦した後、「この雨の中、ミスをしないというのが非常にやっかいだと感じた」といったようなコメントを残していました。
確かにそうなんですよね。
アイルランドは本当にミスが少ないんです。
そしてアタックの良いスコットランドに対して、タックル成功率が何と95%という圧倒的に高い数値をたたき出しているんですよね。
日本代表が格下のアジアのチームと対戦しても、95%という数値を出したことはないように思います。
95%って本当に凄い数値なんですよね。
試合を見ていて、タックルミスが一つもなかったなぁと感じるような時に95%という数値が出る、といったイメージではないでしょうか。
スコットランドのアタックを完全に封殺したということですね。
本当に我慢強く、そしてミスなくアタックし続けないと、アイルランド相手にトライは取れないでしょう。
そして本当に限られたチャンスを絶対にものにしなければならないでしょうね。
ジャパンにとって、アイルランド戦は本当に厳しい戦いになりそうです。
印象的だったのは、アイルランドが、スコットランドのキープレイヤーであるスタンドオフのフィン・ラッセルに執拗にプレッシャーをかけていたことですね。
フィン・ラッセルがパスした後に、反則ギリギリと言えるようなタイミングでも躊躇せずにタックルに入っていました。
これを繰り返すことで、微妙にパスするタイミングが早くなったり、ギリギリまでボールを持つことが難しくなったりしてアタックに影響を与えることができるので、執拗なまでに繰り返すことが重要ですよね。
ジャパンは、アイルランド戦は、相手スタンドオフのジョナサン・セクストンに対して、そしてスコットランド戦は相手スタンドオフのフィン・ラッセルに、そのようなプレーができるかどうかが勝敗を分けることになりそうです。
試合序盤に、アイルランドのセンター、バンディー・アキが、フィン・ラッセルに思いっきり詰めた凄いタックルを見舞っていました。
これがその後の試合の流れに影響を与えたように思いました。
ジャパンは、アイルランドがやったようなディフェンスを、アイルランドに対してできるかどうか、ですよね。
タックルに自信を持っているジャパンのセンター、中村亮土にそのようなタックルを期待したいです。
その他に、アイルランドで凄い!と感じたのは、ナンバーエイトのCJ・スタンダーですね。
南アフリカ出身の選手らしく、強烈な当たりを連発していましたね。
そしてスピードもあるので、止めるのが非常に難しそうです。
ジャパンのナンバーエイト、アマナキレレイマフィと同じようなタイプですね。
前半の25分頃、相手ゴール前のスクラムで、CJ・スタンダーがサイドアタックを仕掛けてバックスを巻き込んで大きくゲインしました。
それから3フェーズくらいであっさりトライしたわけですが、起点となったCJ・スタンダーのサイドアタックは凄かったですね。
アイルランドはスクラムもとても強いので、スコットランドはフランカーも必死にスクラムを押していて、サイドアタックに備えるのが遅くなってしまったわけです。
そういった事も想定した、素晴らしいサイドアタックでしたね。
ジャパンはCJ・スタンダーのサイドアタックに十分に注意しなければならないでしょう。
とにかく、日本対アイルランド、楽しみですね。
ジャパンの選手たちは、アイルランドは強敵だけど、本気で自分達は勝てると信じ切っているので、ファンとしても期待が持てますよね。
もちろんアイルランドが圧倒的に強いのは分かっているわけですが、4年間の長きに渡って準備してきたジャパンの選手たちを最後まで信じ切りたいと思います。
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日本でラグビーワールドカップが開催されるという、人生で一度きりの機会を心の底まで楽しみましょう!
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