女性におススメしたい深く心を揺さぶられる映画5選

このページでは、僕が選んだ「女性におススメしたい深く心を揺さぶられる感動の映画」を5つ紹介していきたいと思っています。

多くの女性に愛されているポピュラーな作品から、隠れた名作まで、素晴らしい映画を紹介していきたいと思います。

映画には、「エンターテイメント映画」と、「芸術的映画」があると言われたりもします。

エンターテイメント映画とは、観終わった後、

「楽しかった~!」
「面白かった~!」
「感動した~!」

など、単純にスッキリ爽快する系の作品ですね。

それとは違って、芸術的映画とは、もちろん楽しかったり、面白かったり、感動したりもするわけですが、ただ単純に感情が揺さぶられるわけではなく、観終わった後に、自分の中に「全く新たな視点」が生まれるような、そんな映画を指すわけですね。

映画を観る前と後とでは、「世界の見え方が変わってしまう」「全く違った自分を発見することができた」などと表現されたりもします。

映画が世界中でここまで愛されているのは、そういった事を意識しているかどうかに関わらず、誰しもがそのような事を感じた経験があるからではないでしょうか?

僕は映画に「世界」や「社会」の事を教えられたような気がしているんです。

ということで、このサイトでは、僕が芸術的映画だと感じた作品を中心に紹介していきたいと思っているんです。

ただ、そのような映画ばっかりだと疲れちゃうかもしれませんよね(笑)

なので、肩の力を抜いて、ただ単純に楽しめるような、そんなエンターテイメント映画も紹介したいと思います。

全世界で多くの人に愛されているような映画って、やっぱりエンターテイメント映画が多いと思いますしね。

では、堅苦しい話はそのくらいにして(笑)、ここから「全ての女性におススメしたい感動の映画5選」を始めていきたいと思います。

ここからは純粋に映画を楽しんでいきましょう!


女性におススメしたい映画・第1位

まず、一番目に紹介したい映画が『ハンナ・アーレント(2012年・ドイツ)』です。

【あらすじ】
20世紀を代表する哲学者の一人と評されているハンナ・アーレント。
ユダヤ人でもある女性哲学者ハンナ・アーレントを描いた実録ドラマ。
ナチスによるホロコーストを逃れ、ドイツからアメリカへ亡命した彼女が、強制収容所へのユダヤ人送致を指揮したナチス戦犯アイヒマンの裁判を傍聴してレポートを発表する。
しかしその内容によって彼女は強烈なバッシングを受けることになった。
ホロコーストを招いた「悪の根源」を見出したユダヤ人哲学者はいったいどうなっていくのか。。

【見どころ】
ハンナ・アーレントを演じたバルバラ・スコヴァの熱演はもちろん、ラスト8分間で語られる「悪」についてのスピーチはあまりにも感動的であり、圧倒される。

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U-NEXTは月額2,194円(税込)のサービスですが、登録後、31日間は「無料お試し期間」となります。

なので、是非その無料お試し期間を利用して、「ハンナ・アーレント」をご覧になってみてください。

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2013年12月に東京の岩波ホールで上映された映画なんですね。
上映直後からミニシアター系の映画としては異例の盛況となり、順次全国各地での上映が決まったという映画だったんです。

ナチスによるホロコーストという非常に重く、難しい話題が中心であるにも関わらず、なぜそれほどまでに多くの人を引き付けたのでしょうか。

アイヒマンの裁判を傍聴してレポートを発表した後、「アイヒマン擁護だ」と、さまざまな誹謗中傷を受け、死をも覚悟しなければならないほどの危害を受ける可能性もあったアーレント。

勤務していた大学からは辞職してほしいと言われ、信頼していた友人、父親のように慕っていた人物からも主張を撤回しなければ付き合いを止めると言われる。

そのような絶望的な状況の中でも、絶対に自らの主張を撤回せず、信念を曲げる事をしなかった彼女。

人生におけるどんなものよりも、「真実」を語り、「真実」を追求することを大切にした彼女。

その鉄のような意志に、震えるような感動を覚えました。

ここで詳しくは書きませんが、その鉄の意志の集大成ともいえるような、最後の「8分間のスピーチ」は、まさに圧巻でした。

人生における本当に大切で価値のあるものが、その「8分間」に全て凝縮されて詰まっているように感じました。

もちろん彼女のように、「真実」に基づいて、「真実」を大切にして、自らの信念を最後まで貫き通すことが、絶望的に困難な事だという事は、誰しもが日常生活を送るなかで大なり小なり感じている事でしょう。

でも、例え無理だとしても、困難だとしても、彼女のように生きたい、人生とはそのようにあるべきだと僕は強く感じました。

自らのあまりにもの無力さ、ちっぽけさを炙り出されるような映画でもあるので(笑)、そのような事を見つめ直すというのは、本当に辛い作業でもあるわけですが、でも僕はそこに大切な何かを感じる事になりました。

特に女性にとっては、同じ女性として、ハンナ・アーレントに共感を抱くことになるのではないでしょうか。

多くの人にとって、人生の指針となり得るような、そんな映画になってほしいと思いつつ、この映画をまず最初に紹介しました。

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女性におススメしたい映画・第2位

さて次に紹介したい映画は、『エリン・ブロコビッチ(2000年・アメリカ)』です。

「ハンナ・アーレント」とは打って変って、スッキリ爽快のエンターテイメント映画ですね。

もちろん単純な映画だというわけではなく、素直に感動できる裏に、色んな人の感情が繊細に描写されていて、その積み重ねがラストの大いなる感動の伏線になっていくわけです。

【あらすじ】
3人の子供を抱えて無職のシングルマザー、エリンは、交通事故に遭いながらも裁判に負けたことから、腹いせに担当弁護士の事務所を訪れて強引に職を得る。
ある日、書類の整理中に巨大企業による環境汚染の実態を知った彼女は、勝ち目のない戦いに挑むが。。

【見どころ】
ジュリア・ロバーツが、巨大企業に戦いを挑んだシングルマザーを熱演。
巨大企業を相手に、裁判で史上最高の和解金を勝ち取ったシングルマザーの実話を映画化した痛快ドラマ。

「エリン・ブロコビッチ」もU-NEXTで配信中です。(2019年6月現在)

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ジュリア・ロバーツの代表作の一つですね。

多くの女性が大好きな映画の一つにあげるほどの人気作品かもしれません。

毎日毎日をただ生きていくだけで精いっぱいである、いわゆる負け組と呼ばれるような存在である主人公のエリン。

そんな彼女が、誰よりも弱き立場の人に優しく寄り添い、そして「正義」のために自分の身を投げ打って到底勝ち目のないように思える巨悪に立ち向かっていく。。

そのような彼女の生き様誰もが感動し、そしてラストでは、大いなる優しさに包みこまれるような、そんな素敵な映画ですね。


女性におススメしたい映画・第3位

3番目に紹介するのが『百円の恋(2014年・日本)』です。(R-15指定)

「百円の恋」を観れば、誰しもが安藤サクラの演技の凄みに度肝を抜かれること間違いなしでしょう。

【あらすじ】
32歳の一子(安藤サクラ)は実家にひきこもり、自堕落な日々を送っていた。
ある日離婚し、子連れで実家に帰ってきた妹の二三子と同居をはじめるが折り合いが悪くなり、しょうがなく家を出て一人暮らしを始める。
夜な夜な買い食いしていた百円ショップで深夜労働にありつくが、そこは底辺の人間たちの巣窟だった。

心に問題を抱えた店員たちとの生活を送る一子は、帰り道にあるボクシングジムで、一人でストイックに練習するボクサー・狩野(新井浩文)を覗き見することが唯一の楽しみとなっていた。

ある夜、そのボクサー・狩野が百円ショップに客としてやってくる。
狩野がバナナを忘れていったことをきっかけに2人の距離は縮めていく。
なんとなく一緒に住み始め、体を重ねるうちに、一子の中で何かが変わり始める。。

【見どころ】
安藤サクラの演技がとにかく素晴らしい!
ダメな人間をここまでリアルに演じられる女優もいなければ、そこから這い上がる姿を姿をここまでリアルに演じられる女優もそこまでいないだろう。
第39回日本アカデミー賞で、最優秀主演女優賞と最優秀脚本賞を受賞。

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Huluは1,007円(税込)、Netflixは702円~(税込)の月額定額料金のサービスですが、ともに無料お試し期間があります。
※Huluは2週間、Netflixは一ヶ月間。

是非その無料お試し期間を利用して、「百円の恋」を観てみてください。

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社会の底辺にいる人間の「荒んだ様子」の描写がリアルで、観ていると胸が苦しくなってくるほどです。

ただ、その絶望の底辺から、本能を頼りに必死で這い上がっていこうとする姿もまた凄まじく、絶望の中に僅かな希望を見出すことができるのです。

人生あまりうまくいかないと感じている女性は特に、この映画に「希望」を見出すのではないでしょうか。

この映画の主題歌である、クリープハイプの「百八円の恋」がエンディングで流れてきた時、涙が溢れて頬を伝わっていくのを止める事ができませんでした。

この曲も本当に素晴らしく、映画の価値を何倍も引き上げているように感じましたね。

最後に付け加えると、安藤サクラのボクシングの演技がめちゃくちゃ上手いんですよ。

普通は、ボクシングでも他のスポーツでも、素人の俳優が演じると、素人臭さが際立ってしまい、興ざめしてしまうという事ってよくあると思うんです。

でも、安藤サクラの場合、最初のボクシング素人の演技から、どんどん上達していって、プロボクサーさながらの姿を見せつけるわけです。

その変わっていく「過程」を観るだけでも十分に感動できると思います。

とにかく、深く心を打つ映画であることは間違いありません。

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女性におススメしたい映画・第4位

4番目に紹介する作品は、『イン・ハー・シューズ(2005年・アメリカ)』です。

「自分が輝ける、オンリーワンの場所が欲しい!そんな全女性に贈るハートフルドラマ」

まさにこの映画のキャッチフレーズ通りの心温まる映画です。

【あらすじ】
地味でお堅い姉のローズと、奔放でその日暮らしを謳歌する美貌自慢の妹マギーは、ある事件をきっかけに仲違いしてしまう。
姉に追い出され住む場所を失ったマギーは、会ったことのない祖母エラから金をせしめようと彼女が暮らす老人ホームを訪れるが。。

【見どころ】
キャメロン・ディアスが難読症の女性マギーを好演。
姉妹と祖母、それぞれの女性たちが生きがいを見つけていく展開は爽やかな涙を誘う。
監督は「8Mile」のカーティス・ハンソン。

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キャメロン・ディアスの代表作の一つですね。

奔放だけど憎めないマギーを演じるキャメロン・ディアスのチャーミングな演技が最高です。

全く正反対の性格の姉妹が、お互いを傷つけあいながらも、お互いのことを一番大切な存在であるということを確認しあう場面は本当に心温まります。

長きに渡って全世界の多くの女性に愛され続ける王道のハートフルドラマだと思います。


女性におススメしたい映画・第5位

そして最後に紹介するのが『未来を花束にして(2015年・イギリス)』です。

主人公は、洗濯工場で働きながら、夫と小さな息子の3人で暮らしている、どこにでもいそうないたって普通の女性(マギー)。

そんな平凡なマギーが、女性参政権運動に関わり、大きな代償を払いながらも社会を変革していくという感動の社会派ドラマです。

【あらすじ】
舞台は1912年のロンドン。
洗濯工場で働くモードは、夫と幼い息子の3人で暮らしていた。
ある日、女性参政権運動を展開するWSPUのサフラジェットと出会ったことから、下院の公聴会で証言をすることになり。。
それがきっかけで次第にモードの人生が大きく変化していくことになる。

【見どころ】
1910年代のイギリスで、参政権を求めて戦った女性たちの実話を元に描いた感動作。
主演のキャリー・マリガンをはじめ、メリル・ストリープ、ヘレナ・ボナム=カーターら豪華女優が共演したことでも注目を集める。
母親が全てを捨てでも参政権運動に身を投じる姿はまさに感動的。

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この映画も、一番最初に紹介した映画「ハンナ・アーレント」と同じく、「正義の貫徹」という重要なテーマが映画全体を通奏低音のように流れています。

いたって普通の平凡な女性でも、後々の歴史に燦然と輝く大きな社会変革を起こすことができるんだという爽快さを味わう事になるでしょう。

あらゆる痛みを耐え抜いて、困難を乗り越えて、社会正義を貫徹していくその女性としての強さには本当に脱帽してしまいます。

この映画を観た多くの女性がモードから大いなる勇気をもらえることは間違いないと思いますよ!



以上、「全ての女性におススメしたい感動の映画5選」でした!

もちろん僕と同じように男性でも感動できると思うのですが、女性であれば主人公により深く共感することができるのではないかと思います。

まだ観た事がない映画があれば、お時間がある時にぜひ一度観てみてください。

映画って本当に素晴らしいですよね!

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