日本テレビの土曜ドラマ『俺の話は長い』（午後10時～）が秋ドラマの中でも注目を集めていますね。
『俺の話は長い』のあらすじ
減らず口を武器に実家に寄生して生きる31歳無職の主人公（生田斗真）が、屁理屈パワーで問題を丸く収めて実家暮らしを続けるホームドラマ。
主演は、生田斗真です。
生田斗真が今まで演じたことがないような、31歳無職の役を演じるということで注目を集めていますね。
『俺の話は長い』の配役
■生田斗真(役：岸辺満)
7年前からの無職ニート。現在31歳。現実逃避の言い訳と屁理屈に関しては天才的。■安田顕(役：秋葉光司)
満(生田斗真)の義理の兄。妻の綾子(小池栄子)の尻に敷かれっぱなし。実は孤独を感じている！？■小池栄子(役：秋葉綾子)
満(生田斗真)の姉。外資系保険会社に勤めるキャリアウーマン。バツイチで光司(安田顕)と再婚。娘の春海(清原果耶)は前夫との子供。■清原果耶(役：秋葉春海)
綾子(小池栄子)の連れ子。中学3年生だが不登校。不登校になった理由は？■原田美枝子(役：岸辺房枝)
満(生田斗真)と綾子(小池栄子)の母。夫が亡くなってから女手一つで喫茶店を切り盛りし、満と綾子を育てた。
『俺の話は長い』はテレビドラマの常識を覆す！？
『俺の話は長い』はドラマの内容だけではなく、「サザエさん方式」という今までのドラマとは異なった作り方が話題となっているのですね。
「サザエさん方式」とは、その名の通り、30分2本立てで1時間という形式の作りにしているのです。
『俺の話は長い』は、「ハケンの品格」「きょうは会社休みます。」などのヒット作品を手掛けた櫨山裕子がプロデューサーです。
プロデューサーの櫨山裕子は、この新たな試みに関して、次のように語っています。
■「世の中のテンポが早くなり、1時間ドラマを『さあ見るぞ』と覚悟して見ることに関し、視聴者側も腰の重さがある。テレビドラマのテンポも十数年前に比べてかなり早くなっており、気楽に楽しく見てもらうには30分はちょうどいいサイズ」
■「起承転結や、最後の盛り上げのためのタメ、伏線など、1時間ドラマのセオリーを守ることが、もう果たして正解なのだろうかという思いにたどり着いた」。
■「やれることは全部、お茶の間の中でやってしまおうという30分になる」
上記のような事を検討した結果、「サザエさん方式」に辿り着いたわけですね。
ドラマだけではなく、テレビをじっくりと腰を落ち着けて観るという人はどんどん減ってきているわけですね。
スマホを片手に、テレビをBGM代わりにつけているという人も増えているようです。
そういったスタイルが定着すると、今までのような1時間のテレビドラマが成り立たなくなってくるのでしょう。
1時間のテレビドラマを半分のサイズにして、よりお手軽に見てもらおうという試みが「サザエさん方式」なわけですね。
確かにお手軽に見れるようにはなると思います。
でも、そのやり方だと、起承転結や伏線といった、ドラマに深みを与えてくれる要素をそぎ落としていくことになるわけで、深さを求めている視聴者は離れていくことになるでしょう。
テレビドラマは視聴率が命なわけですから、非常に難しい選択になるでしょうね。
『俺の話は長い』が成功するかどうか、ドラマ関係者は固唾を飲んで見守っているかもしれません。
その賛否によって、今後のテレビドラマのあり方が大きく変わってくるかもしれませんから。
まぁとにかく、そんな細かいこと抜きにして、生田斗真の新境地を観たいという人にとっては、純粋に楽しいドラマだと思いますが♪
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