鬼滅の刃 初の映画「無限列車編」を娘二人と一緒に観てきたので、その感想を書いてみたいと思います。
まず、感想を端的に述べると陳腐になってしまうんですが、
「とにかく深く深く感動!」
ですね(笑)
誇張ではなく、映画を観る前に想像していた10倍は感動しましたね。
クライマックスあたりで、涙が頬を伝って止まらない僕を見て下の娘が不思議そうな顔で眺めていました(笑)
色んな人が、「マスクがぐしょぐしょになるほど泣けた」と言っていますが、決してオーバーな表現じゃなく、僕自身マスクを映画後にすぐ取り替えましたよ。
まぁそんな個人的などうでもいいことはさておき、鬼滅の刃 初の映画『無限列車編』の感想を書いてみたいと思います。
色んな人が既に感想を書いていると思うので、僕は煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)に絞って感想を書いてみます。
鬼滅の刃 初の映画『無限列車編』を観た感想
鬼滅の刃主人公・竈門炭治郎(かまどたんじろう)や禰豆子(ねずこ)の人気って凄いですよね。
(引用元:劇場版 鬼滅の刃『無限列車編』公式サイト)
今回の映画でも、炭治郎と禰豆子は魅力的に描かれていて、大活躍していました。
でも、この映画では、やっぱり炎柱・煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)の存在感に全てが圧倒されるわけです。
他の登場人物達も、観ている観客も、煉獄さんの強さと優しさと併せ持ったその魅力に圧倒され、そして深く感動するわけです。
そして感動すると同時に、人生訓のようなものも煉獄さんに与えてもらうことになるんです。
映画の一番の見所は、クライマックス付近の、煉獄さんが炭治郎に語り掛ける場面だと思います。
炭治郎、禰豆子、伊之助(いのすけ)、善逸(ぜんいつ)、そして煉獄さんが力を合わせて戦い抜いたおかげで、無限列車の200人の乗客は誰一人死なかかったという奇跡を起こしたわけです。
(引用元:劇場版 鬼滅の刃『無限列車編』公式サイト)
その中でも煉獄さんが圧倒的な力を発揮したわけですね。
列車と一体化した鬼、下弦の壱・魘夢(えんむ)の首を切り落とし、列車を何とか止めることに成功しました。
(引用元:劇場版 鬼滅の刃『無限列車編』公式サイト)
ホッと一息ついたところに、何とまた別の鬼が現れるのですね。
それも下弦の鬼であった魘夢よりも圧倒的に強い上弦の鬼、上弦の参・猗窩座(あかざ)がやってきたのです。
傷を負って動けない炭治郎の目の前で、猗窩座と煉獄の一騎打ちが始まったのです。
この凄まじい闘いの場面は息ができないほど引き込まれました。
闘いの凄まじさを演出するための音響もすさまじく、5歳の娘はこの場面でずっと耳を抑えてました(笑)
煉獄がいくらダメージを与えてもすぐに回復する鬼の猗窩座。
方や人間であるがゆえに傷が回復せず、劣勢になっていく煉獄。
猗窩座は闘う前も、闘っている途中でも、煉獄の素晴らしい剣術や、凄まじいまでの闘志・強靭な精神力に惚れ込んで、何度も「鬼になろう」と誘うのですね。
このように猗窩座は煉獄に語り掛けるのです。
こんなにもレベルの高い剣術士が死んでしまうのはもったいない。鬼になって自分と一緒に剣術の鍛錬をして共に強くなっていきたい、と。
鬼にそのように思わせるほどの圧倒的な強さが煉獄さんにはあるということですね。
ただ煉獄さんは、もちろんのこと絶対に誘いには乗らないのです。
このように答えるのです。
この言葉からも、煉獄さんがただ強いだけじゃなく、菩薩のような深い優しさや弱者を包み込む包容力を持っていることが分かるのです。
(引用元:劇場版 鬼滅の刃『無限列車編』公式サイト)
哲学的でもありますよね。
煉獄さんの言葉は、「老い」や「死」を極端に恐れる現代社会への警句のようにも聞こえてきます。
本当に心に染みる言葉です。
そのように言い放ち、傷ついた体を鞭打ち、既に回復している猗窩座へと向かっていくのです。
そして闘いのクライマックスの場面、猗窩座の右の拳が、煉獄の鳩尾(みぞおち)あたりを貫き、右腕が煉獄の体を貫通してしまったのです。
通常ならほぼ即死状態のダメージでしょう。
しかし煉獄は柱としての責任を果たすため決して諦めず、猗窩座の左拳のパンチを受け止め、最後の力を振り絞り猗窩座の首を切り落とそうと剣を振るのです。
そのような壮絶な膠着状態の中、朝日が昇り始め、猗窩座が焦り始めます。
このままだと朝日が降り注ぎ、鬼の自分は死んでしまう。何とか早く逃げ出さないと、と。
それを察知した煉獄は、腕が貫通している鳩尾に力を込め、猗窩座の腕が抜けないようにして、逃さないようにするのです。
自分の力はもうほとんど残っておらず死を覚悟している煉獄は、猗窩座の首を切ることはできないが、このまま逃げさないことで道連れにしようとしたのです。
何という強靭な精神力と責任感でしょうか!
鬼気迫る煉獄の最後の力に焦った猗窩座は、自ら両腕を切り落とし、朝日が届かない林の中へと逃げ去っていったのでした。
逃げ去っていく猗窩座の後ろ姿目掛けて、炭治郎が剣を投げ放ち、一撃を食らわせるのですが、それでも逃げられてしまうのでした。
既に自らの死を察知している煉獄さんは、炭治郎に優しく話しかけるのでした。
「俺はもうすぐ死ぬ。しゃべれるうちにしゃべってしまうから聞いてくれ。」
「弟の千寿郎には自分の心のまま、正しいと思う道をすすむよう伝えてほしい。父には。体を大切にしてほしい。と」
家族への言葉を伝えた後、炭治郎へ送る言葉を続けました。
炭治郎が最も欲していたであろう言葉。それを深く尊敬する煉獄さんから最後に聞くことができたのです。
そして柱として、炭治郎自身へ最後にこのような言葉を送ったのです。
何という深い深い言葉の数々でしょう。
柱としての厳しい叱咤激励の言葉であり、且つ、炭治郎の事を深く理解した本当の意味での優しい言葉。
炭治郎の胸には、煉獄さんのこの言葉が生涯に渡って忘れることなく深く刻まれたことでしょう。
(引用元:劇場版 鬼滅の刃『無限列車編』公式サイト)
そしてこの煉獄さんの言葉は、炭治郎だけじゃなく、観ている観客の心にも深く突き刺さってきます。
観ている人それぞれの心境や立場に当てはまる、とても射程の広い、人生の応援歌のような言葉ではないでしょうか。
僕自身、煉獄さんのこの言葉に涙が止まりませんでした。
煉獄さんの言う通り、胸を張って生きよう。心を燃やそう。辛くても歯を食いしばって前を向いていこう。
涙が溢れて滲むスクリーンの煉獄さんを見つめながら、素直に強くそのように思いました。
誰に言われるよりも、煉獄さんに言われるその言葉が胸に稲妻のように響き渡りました。
死の直前、煉獄さんは、炭治郎の後ろに母親の姿を目にするのです。
そして母親に語り掛けるのです。
母親は、優しい笑顔を浮かべながら、こう答えました。
母親のその言葉を聞くことができ、煉獄さんはホッとした優しい表情を浮かべながら命が尽きたのです。
僕は、この鬼滅の刃の映画「無限列車編」を観る前、ここまで深く感動を与えられるとは想像していませんでした。
僕はそこまで涙脆いほうではないんですが、涙が次から次へと溢れ出て、自分でも驚いてしまうほどでした。
僕がそんなにも泣く姿を今まで見たことがないであろう5歳の娘は、そんな僕の姿をしばらく不思議そうに眺めていました(笑)
映画を観てから少し時間が経ってからこの感想を書いていますが、その大きな感動は、まだ胸の中に深く刻まれています。
煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)という男の生き様の素晴らしさは、僕の胸の中にこれからも残り続けるでしょう。
(引用元:劇場版 鬼滅の刃『無限列車編』公式サイト)
この映画は、絶対に劇場で観た方がいいと思いますよ。
映画館の大スクリーンで観ることによって、感動は何倍にも膨らむと思います。
煉獄さんの事ばっかり書いてしまいましたが(笑)、もちろん炭治郎、禰豆子、伊之助、善逸、みんな魅力的であり、それぞれのファンの人も存分に楽しめることは間違いないでしょう。
映画を観た感想を感情がほとばしるままに書きなぐってしまい、失礼いたしました(笑)
またみんなの感想も是非とも聞いてみたいです♪
こんな特典も貰えましたよ。
鬼滅の刃 初の映画『無限列車編』予告編動画
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