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髙橋大輔の生き様を描いたドキュメンタリー番組『髙橋大輔 シングル引退密着ドキュメント ～ EPILOGUE 2019 ～』が素晴らしかったです。

4年のブランクを経て32歳で現役復帰した髙橋大輔。

ただ、たび重なる怪我にも苦しみ、2019年12月19日の全日本選手権でシングル引退することになりました。

このドキュメンタリーでは、そんな髙橋大輔の最後のシーズンに独占密着しています。

※2019年12月19日にテレビ放送されたドキュメンタリー番組です。

髙橋大輔の素の姿をふんだんに見る事ができますよ。

髙橋大輔の人間としての深い魅力に僕は圧倒されました。

怪我に苦しみ、思うようなスケートができない苦悩を吐露する髙橋大輔は、人間臭く、何と魅力的な人物なのだろうか、と思いました。

あの多くの人を魅了してきた素晴らしいスケートも、この人間的な深い魅力があるからこそなんだと深く感じ入りました。

髙橋大輔と長光歌子コーチの感動的な深い絆

そして何といっても、このドキュメンタリーで僕が一番感動したのが、長光歌子コーチと髙橋大輔の関係性です。

髙橋大輔は岡山県出身なのですが、小さい頃から週末になると大阪の長光歌子コーチの元へと練習に通っていたようなんですね。

髙橋大輔の才能に惚れ込んだ長光歌子コーチは、髙橋大輔の両親に、「息子さんを預からせて下さい」とお願いし、髙橋大輔を自宅に下宿させるようになりました。

番組では、大学生当時の髙橋大輔と、長光歌子コーチが一緒にご飯を食べながら、学生生活の事などを雑談している場面があるんです。

それは本当の母親と息子のような、本当に温かい雰囲気に包まれた光景なんですよね。

長光歌子コーチは、「反抗期のような時期もあった(笑)」、と笑いながら話していました。

大ゲンカして、一晩家出した時には本当に心配したけど、後で聞いてみたら、髙橋大輔は「神戸港に海を見に行っていた」と答えたようです(笑)

そのような微笑ましく、ちょっぴり切ないエピソードもなんかも語られているんですね。

長光歌子コーチの髙橋大輔を優しく包み込むような包容力、人間的魅力がまた素晴らしいんですよね。

このコーチがあって、あの髙橋大輔の素晴らしいスケートが花開いたんだなぁと深く納得させられました。

僕は長光歌子コーチのファンになってしまったくらいです(笑)

長光歌子コーチは、

 
と語っていました。

愛する息子を想うような表情で、涙を浮かべながら語っていたその光景が、今でも目に焼き付いていて、深く印象に残っています。

髙橋大輔が、長光歌子コーチに深く感謝していると語る場面もまた感動的でした。

そして、ずっと応援してくれた多くのファンや関係者の為に、深く感謝しながら最後のシーズンを戦っているという言葉もありました。

そのような深い「感動」が散りばめられたドキュメンタリーに仕上がっていて、本当に素晴らしかったです。

髙橋大輔ファンやフィギュアスケートファンはもちろん、ファンではない人、フィギュアスケートの事はあまり知らないという人でも間違いなく深く感動できる作品です。

是非一度、ご覧になってみてください。

そして、髙橋大輔、長光歌子コーチの魅力をじっくりと堪能してみてください♪

『髙橋大輔 シングル引退密着ドキュメント ～EPILOGUE 2019～』の概要

02年世界ジュニア優勝、10年バンクーバーオリンピック銅メダル・世界選手権優勝、12年グランプリファイナル優勝。

日本男子フィギュア史上、誰も成し遂げられなかった数々の偉業を成し遂げ、歴史を切り開いてきた髙橋大輔選手。

昨シーズン、4年のブランクを経て32歳で現役復帰。怪我との戦いを乗り越え、日本最高峰の舞台・全日本選手権では2位で表彰台に上がった。

華々しいリスタートを切った髙橋選手だが、今年9月、突如“来シーズンからのアイスダンス転向”を表明。

世界を魅了したシングルの演技は12月19日の全日本選手権で見納めとなる。

この番組では、そんな髙橋大輔選手の今シーズンに独占密着。

満身創痍でシングル最終戦に臨む“日本男子フィギュアのレジェンド”の生き様を描いたドキュメンタリー。

【時間：40分】